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ChatGPT活用教材シリーズ 第2冊

中級者編 仕事の道具にする

カスタム指示・Projects・GPTs・Deep Research・Tasksで、毎日の業務に組み込む
みんなのデジタル参謀
最終更新: 2026年7月6日

初心者編の次は「毎回説明しなくても通じる環境」を作る段階です。この冊子では、ChatGPTを自分仕様に育てる機能と、調査・定型業務を任せる機能を扱います。内容はOpenAI公式ページで確認できた情報に基づいています(2026年7月時点)。

第1章 カスタム指示 全チャット共通のルールを敷く

用語 カスタム指示(Custom Instructions)
すべてのチャットに自動で適用される「あなたへの答え方ルール」。設定のパーソナライズ(Personalization)から書けます。全プラン・全端末で使えます。

何を書くか

記入欄は1500文字までです。書いた瞬間から全チャットに効きます。

カスタム指示とメモリの違い
カスタム指示は自分で書く固定ルール、メモリは会話から自動で貯まる記憶です。土台をカスタム指示で作り、細かい好みはメモリに覚えさせる、という役割分担が実用的です。

第2章 Projects 仕事ごとの専用部屋

用語 Projects
チャット・ファイル・指示を仕事のテーマごとに1か所にまとめる専用スペース。

Claude/GeminiにもProjects/Gemsという似た機能がありますが、考え方は共通です。「テーマごとに部屋を分けて、部屋に資料と指示を置いておく」。

設定手順

  1. サイドバーからプロジェクトを新規作成する
  2. 名前を付ける(例: 販促文作成、月次レポート)
  3. 資料(価格表・会社案内・過去の文例)をアップロードする
  4. プロジェクト指示に、そのテーマ専用のルールを書く

プロジェクト限定メモリ

プロジェクト作成時に「プロジェクト限定メモリ」を選べます。

その部屋の記憶を外のチャットと分離できるので、クライアントごとの情報を混ぜたくない場合に有効です。

第3章 GPTs 自分専用のChatGPTを作って配る

用語 GPTs(ジーピーティーズ)
指示・知識ファイル・機能(Web検索・画像生成など)を組み合わせて作る、特定目的専用のChatGPT。プログラミング不要で作れます。作成には有料プランが必要です。

Projectsとの使い分け

ProjectsGPTs
主な用途自分の作業部屋作った仕組みを人に配る
共有自分用が基本非公開/リンク共有/ストア公開が選べる
向いている例自分の月次レポート作成全スタッフが使う「接客応対の相談役」

作成の流れ

  1. GPTsの作成画面を開き、目的を対話で伝える(またはConfigureタブで直接設定)
  2. 指示(このGPTの役割・答え方・してはいけないこと)を書く
  3. 知識ファイル(マニュアル・FAQ・価格表など)をアップロードする
  4. 使える機能(Web検索・画像生成・Code Interpreter)を選ぶ
  5. 共有範囲を決めて保存する
社内活用の定番
「新人向け業務マニュアルGPT」。就業規則やマニュアルを知識ファイルにして、リンク共有でスタッフに配る。質問対応の時間が減り、マニュアルも読まれるようになります。

第4章 Canvas 文章とコードの共同編集

用語 Canvas(キャンバス)
チャットの横に開く編集画面。文章やコードを、AIと同じ画面で少しずつ直していけます。

チャットだと全文が何度も再生成されますが、Canvasなら「この段落だけ直す」ができます。

文章編集のショートカット(公式機能)

長い提案書・ブログ記事・規程文書など、「作ってから磨く」タイプの仕事に向いています。

第5章 Web検索とDeep Researchの使い分け

調べものには2段階あります。公式も使い分けを明示しています。

Web検索(Search)Deep Research
速さすぐ返ってくる数分〜数十分かける
深さ速報・単発の事実確認多数の情報源を横断した詳細レポート
出典リンク付き出典付きの長文レポート
使いどころ「今日の為替は」「この会社の所在地は」「リユース業界の市場動向をまとめて」「この設備投資の判断材料を集めて」
用語 Deep Research
AIが自分で検索を繰り返し、情報源を読み込み、引用付きの調査レポートを作る機能。人間の「半日がかりの下調べ」を任せられます。
経営での使い方
意思決定の「下調べ」をDeep Researchに、最終判断の「裏取り」を自分で。AIのレポートの引用元を2〜3箇所実際に開いて確かめる習慣とセットで使ってください。

第6章 Tasks(スケジュール実行)とアプリ連携

Tasks 決まった時間に自動で動かす

用語 Tasks
指定した時間・頻度でChatGPTが自動実行する機能。リマインダー、定期レポート、情報の監視などに使えます。

同時に持てる件数はプランによります(Go 3件/Plus 5件/Pro・Business 15件)。実行は1時間に1回までです。

アプリ連携(Apps)

Google Driveなどの外部サービスを接続し、チャット内から@メンションで呼び出せます。

接続は本人の認証が必要で、自分の権限の範囲でだけ動きます。

(この機能は2025年12月に「コネクタ」から「Apps」に名前が変わりました。古い記事ではコネクタと書かれています)

第7章 会社で使う時の注意

  1. 個人プランは初期設定のままだと入力が学習に使われる。全員が「モデルの改善」をオフにしているか確認する(初心者編第6章)
  2. 顧客の個人情報・社外秘の数字を入れない、を社内ルールとして文書化する
  3. GPTsを社外に公開する時は、知識ファイルの中身がヒントとして漏れうる前提で、公開してよい資料だけ入れる
  4. 本格導入はBusinessプラン(データ既定保護・管理機能)を軸に検討する
  5. AIの出力は必ず人間が確認してから社外に出す。特に数字と固有名詞

第8章 まずは使ってみよう

中級の仕上げは「自分専用の仕組みを1つ作る」ことです。

課題 カスタム指示+Projectで自分仕様を作る
  1. カスタム指示に、自分の立場と答え方の好みを書きます(第1章)。
  2. 「(自社名)販促」プロジェクトを作り、会社案内と商品資料を2〜3点入れます。
  3. プロジェクト内で「新規のお客様向けの案内文を書いて」と資料前提の仕事を頼み、外のチャットとの答えの違いを確かめます。
ゴール: 毎回説明しなくても、自社を知っているChatGPTになる
課題 Deep ResearchとTasksを1本ずつ動かす
  1. Deep Researchで「自分の業界の直近1年の動向」を調査させ、レポートの引用元を2つ以上自分で開いて確かめます。
  2. Tasksで「毎朝、業界ニュースの3行ダイジェスト」を設定します。
  3. 1週間運用して、続ける価値があるか判断します(不要なら消す。この取捨選択も練習のうちです)。
ゴール: 調査と定型業務をAIに任せる型を体験する

出典(OpenAI公式ページ)

OpenAIのサイトは自動取得を制限しているため、本書の内容は公式ページの検索経由確認を含みます。設定前に各ページを直接確認してください。

本書の内容は2026年7月時点の確認情報です。

この教材の内容を、自社で実践したい方へ

みんなのデジタル参謀は、奈良を拠点に中小企業のAI活用・DXを支援しています。

23年間リユース事業を経営してきた現役経営者が、御社の業務に合わせたAI活用の道筋を一緒に作ります。教材の内容をベースにした社内研修やセミナーのご相談も受け付けています。

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本教材の内容は各社公式ページで確認できた情報のみで構成しています(最終更新: 2026年7月6日)。価格・機能は変更されることがあります。