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ChatGPT活用教材シリーズ 第3冊

上級者編 自動化と仕組み化

エージェントモード・Codex・API・企業管理機能で、ChatGPTを業務基盤にする
みんなのデジタル参謀
最終更新: 2026年7月6日

上級編のテーマは「人が使うAI」から「仕組みの中で働くAI」への転換です。ChatGPTに作業そのものを任せるエージェント機能、開発者向けのCodexとAPI、そして会社として安全に運用するための管理機能を扱います。内容はOpenAI公式ページで確認できた情報に基づいています(2026年7月時点)。

第1章 エージェントモード(ChatGPT agent)

用語 エージェント
指示を受けたら、自分で段取りを考えて複数の手順を実行し、成果物まで作るAIのこと。「答えるAI」から「働くAI」への進化形です。

ChatGPTのエージェントモードは、仮想のブラウザとコンピュータを使って作業を代行します。

使い方は、ツールメニューから選ぶか、入力欄に「/agent」と打ちます。有料プラン限定で、タスクは通常5〜30分かかります。

任せてよい仕事の見極め
「手順は面倒だが、判断は簡単」な仕事が向いています。逆に、支払い・契約・重要な送信を伴う操作は、途中確認を前提に。実行の責任は使う側にあります。

第2章 Codex コーディングエージェント

用語 Codex(コーデックス)
OpenAIのコーディング専用エージェント。コードの作成・修正・レビューを任せられます。ChatGPTの各プランに使用量込みで含まれ、ChatGPTアカウントでログインして使います。

使える場所

形態説明
CLI(ターミナル)黒い画面で動く本格版。ローカルのファイルを直接扱える
Webブラウザからクラウド環境でタスクを依頼
IDE拡張VS Code等のエディタに組み込む

CLIの導入(ターミナルが初めての人へ)

ターミナル自体が初めての場合は、Claude教材の第0冊「セットアップ解説書」の第1章(ターミナルとは何か)を先に読んでください。考え方は全く同じです。

導入と開始は公式ドキュメント(developers.openai.com/codex)の手順に従います。ChatGPTアカウントでのログインが基本です。

ClaudeCodeとの関係
CodexはClaude Codeと同じ「ターミナルで動くコーディングエージェント」です。両方使う場合も、探索→計画→実装→確認という進め方の型(Claude教材中級者編)はそのまま通用します。

第3章 API・OpenAIプラットフォーム入門

用語 API(エーピーアイ)
プログラムからAIを呼び出す接続口。自社システム・スプレッドシート・業務ツールにAIを組み込む時に使います。

重要な区別: ChatGPTのサブスクリプション(Plus等)とAPIは別契約・別課金です。

ChatGPT(サブスク)API
使う人人間が画面で使うプログラムが呼び出す
課金月額固定使った分だけ(トークン従量)
用途日常業務自社ツールへの組み込み・大量処理

開発者向けの入口は platform.openai.com と developers.openai.com です。

中小企業でのAPI活用の入り口
いきなり自社開発しなくても、GAS(Googleスプレッドシートの自動化)からAPIを呼ぶだけで「問い合わせメールの自動分類」「商品説明文の一括生成」のような仕組みが作れます。最初の一歩はスプレッドシート連携が現実的です。

第4章 Business/Enterpriseの管理機能

会社として本格導入する時に使う管理機能です(公式ページで確認できたもの)。

用語 監査ログ
「誰が・いつ・何をしたか」の記録。トラブル時の調査や、社外への説明責任に必要になります。

第5章 安全とガバナンス

データ保護の全体像(公式記載)

プラン入力データの学習利用備考
Free/Go/Plus/Pro初期設定では利用される設定でオフにできる(オプトアウト)
Business/Enterprise/API既定で利用されない保存はAES-256、通信はTLS 1.2以上で暗号化と明記

自動化を広げる時の原則

  1. エージェントに渡す権限は必要最小限にする(接続するアプリ・サイトを絞る)
  2. お金・契約・送信を伴う操作は人間の確認を挟む
  3. 自動化した処理の結果を、誰がいつ検収するか決めておく
  4. 定期実行タスクは低リスクな作業に限定する
  5. プロンプトインジェクション(外部の文書やサイトに仕込まれたAIへの偽指示)のリスクを知っておく。外部情報を読む作業と、強い権限の操作を安易に組み合わせない

社内ガバナンスのチェックリスト

  1. AIに入れてよい情報・いけない情報の線引きが文書化されているか
  2. 個人プラン利用者全員の学習オプトアウト設定を確認したか
  3. GPTs・エージェントの成果物を検収するルールがあるか
  4. 退職者のアカウント処理(SCIMまたは手動)が決まっているか

第6章 まずは使ってみよう

上級の課題は「仕組みを1つ作って、翌週も動いていること」です。

課題 エージェントモードに調査と資料化を丸ごと任せる
  1. 「/agent」で起動し、「(自分の業界)の主要3社のサービス内容と価格を各社の公式サイトで調べて、比較表のスプレッドシートにまとめて」と頼みます。
  2. 途中の確認にはすべて目を通してから許可します。
  3. できた表の数字を、必ず2〜3箇所は自分で元サイトと突き合わせます。
ゴール: 「調べて・整理して・成果物にする」一連の作業を委任する体験
課題 定型業務の自動化を1本、1週間運用する
  1. 毎週やっている定型作業(週次の情報収集・レポートの下書きなど)を1つ選びます。
  2. Tasks(またはエージェントモード)で自動化し、出力の形式を指示で固定します。
  3. 1週間毎日出力を検収し、指示文を2回以上改善します。
  4. 1週間後、「このまま使う/直す/やめる」を判断します。
ゴール: 作りっぱなしにせず、検収と改善のサイクルまで含めて仕組み化する

出典(OpenAI公式ページ)

OpenAIのサイトは自動取得を制限しているため、本書の内容は公式ページの検索経由確認を含みます。導入前に各ページを直接確認してください。

本書の内容は2026年7月時点の確認情報です。

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みんなのデジタル参謀は、奈良を拠点に中小企業のAI活用・DXを支援しています。

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本教材の内容は各社公式ページで確認できた情報のみで構成しています(最終更新: 2026年7月6日)。価格・機能は変更されることがあります。