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Claude活用教材シリーズ 第0冊

Claude Code セットアップ解説書

黒い画面は怖くない。Macのターミナル・WindowsのPowerShellで、コピペだけで始める
みんなのデジタル参謀
最終更新: 2026年7月20日

この解説書は、パソコンの「黒い画面」を一度も使ったことがない人のために書いています。むずかしい知識はいりません。書いてあるとおりにコピーして貼り付けるだけで、Claude Code(クロード コード)が使えるようになります。所要時間はおよそ10分です。

第1章 そもそも「ターミナル」「PowerShell」って何?

ふだんパソコンは、マウスでアイコンをクリックして操作します。

ターミナルやPowerShellは、それを「文字」でやるための道具です。

画面に文字で指示を打ちこむと、パソコンがそのとおりに動きます。

たとえるなら、マウス操作が「指さしで注文する」やり方だとすると、ターミナルは「口頭で注文する」やり方です。どちらも同じ注文ができますが、文字のほうが細かいお願いまで伝えられます。

用語 ターミナル
Macに最初から入っている、文字でパソコンに指示を出すアプリ。「端末」という意味の英語です。
用語 PowerShell(パワーシェル)
Windowsに最初から入っている、文字でパソコンに指示を出すアプリ。ターミナルのWindows版だと思ってください。
用語 コマンド
ターミナルやPowerShellに打ちこむ「指示の文」のこと。今回は自分で考えて書く必要はなく、この資料からコピーして貼り付けるだけです。
怖がらなくて大丈夫な理由
この資料に出てくるコマンドは、Anthropic(アンソロピック)社が公式に案内しているインストール用のものだけです。また、Claude Codeは初期設定のままなら、ファイルを変更する前に必ず「やっていいですか?」と確認してきます。勝手にパソコンを壊すことはありません。

Claude Code(クロード コード)は、AIのClaudeがあなたのパソコンの中で手を動かしてくれる道具です。

ファイルの整理、文章の作成、表計算の処理、プログラムづくりまで、文字でお願いするだけで代わりにやってくれます。

その入り口が、Macでは「ターミナル」、Windowsでは「PowerShell」というわけです。

第2章 Mac編 ターミナルからのセットアップ

手順1 ターミナルを開く

  1. キーボードの「command(⌘)キー」を押しながら「スペースキー」を押します。画面に検索窓(Spotlight)が出ます。
  2. 「ターミナル」と入力します。
  3. 「ターミナル.app」が表示されたら、Enterキー(returnキー)を押します。

白か黒の四角いウィンドウが開けば成功です。

文字が少しだけ表示されていて、カーソル(点滅する四角)が待っています。ここに文字を打ちこみます。

手順2 インストールコマンドをコピペする

次の1行をそのままコピーして、ターミナルに貼り付けて、Enterキーを押します。

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

貼り付けは「command(⌘)+V」でできます。

文字がたくさん流れますが、そのまま待ちます。1〜2分で終わります。

用語 インストール
アプリをパソコンに入れて使える状態にすること。スマホで「アプリを入れる」のと同じ意味です。
このコマンドの意味
「claude.aiの公式サイトから、インストール用のプログラムを取り寄せて実行してね」という意味です。Anthropic公式ドキュメントに載っている正式な手順です。

手順3 Claude Codeを起動してログインする

インストールが終わったら、ターミナルをいったん閉じて、もう一度開きます。

次の6文字を打って、Enterキーを押します。

claude

初めての起動では、ログインの案内が表示され、ブラウザ(SafariやChrome)が自動で開きます。

ふだんClaudeのアプリやWebで使っているアカウント(メールアドレス)でログインしてください。

「Login successful(ログイン成功)」のような表示が出て、ターミナルに戻れば準備完了です。

料金について
Claude Pro(月20ドル)やMaxプランに入っていれば、Claude Codeは追加料金なしでそのプランの範囲内で使えます(2026年7月時点の公式情報)。無料プランではClaude Codeは使えないため、先にProプランへの加入が必要です。

手順4 動作確認 はじめての一言

claudeを起動したまま、日本語でこう打ってみましょう。

このフォルダには何が入っていますか?

Claudeがフォルダの中身を調べて、日本語で答えてくれたら、セットアップは完璧です。

やめたい時は「/exit」と打つか、「controlキー+D」で終了できます。

第3章 Windows編 PowerShellからのセットアップ

手順1 PowerShellを開く

  1. 画面左下の「スタートボタン(Windowsマーク)」をクリックします。
  2. そのまま「powershell」と入力します(検索窓に文字が入ります)。
  3. 「Windows PowerShell」が表示されたら、クリックして開きます。

青い(または黒い)ウィンドウが開けば成功です。

手順2 インストールコマンドをコピペする

次の1行をそのままコピーして、PowerShellに貼り付けて、Enterキーを押します。

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

貼り付けは「Ctrl+V」か、ウィンドウ内での右クリックでできます。

文字が流れて、1〜2分で終わります。

このコマンドの意味
「claude.aiの公式サイトから、Windows用のインストールプログラムを取り寄せて実行してね」という意味です。こちらもAnthropic公式ドキュメントに載っている正式な手順です。

手順3 Claude Codeを起動してログインする

インストールが終わったら、PowerShellをいったん閉じて、もう一度開きます。

次の6文字を打って、Enterキーを押します。

claude

初めての起動ではブラウザが自動で開くので、ふだん使っているClaudeのアカウントでログインします。

PowerShellの画面に戻って、Claudeが返事をする状態になれば準備完了です。

手順4 動作確認 はじめての一言

Mac編と同じです。日本語でこう打ってみましょう。

このフォルダには何が入っていますか?

答えが返ってくれば成功です。「/exit」で終了できます。

第4章 うまくいかない時のQ&A

Q1 「claude」と打ったら「コマンドが見つかりません」と言われた

いちばん多いつまずきです。原因のほとんどは「インストール直後で、まだ場所が読み込まれていない」ことです。

  1. ターミナル(PowerShell)をいったん完全に閉じます。
  2. もう一度開いて、再度「claude」と打ちます。
  3. それでもダメなら、手順2のインストールコマンドをもう一度実行します(2回実行しても壊れません)。

Q2 ログインのブラウザ画面が開かない

claudeの画面の中で「/login」と打つと、ログインをやり直せます。

表示されたURLを手でコピーして、ブラウザに貼り付けて開いても大丈夫です。

Q3 コマンドを打ちまちがえた・変な画面になった

あわてなくて大丈夫です。「controlキー+C」を押すと、実行中の操作を中止できます。

最悪ウィンドウごと閉じてしまっても、パソコンには何の影響もありません。開き直してやり直しましょう。

Q4 コピペしたのにエラーになる

コマンドは半角英数字です。次の3つを確認してください。

Q5 会社のパソコンでインストールできない

会社のパソコンは、セキュリティ設定でインストールが制限されていることがあります。

これは故障ではありません。無理に回避せず、社内のIT担当者(情報システム担当)に「Claude Codeを使いたい」と相談してください。

Q6 間違ってファイルを消したりしない?

初期設定のClaude Codeは、ファイルを書き換える時やコマンドを実行する時、必ず画面で「許可しますか?」と聞いてきます。

「はい」を選ばない限り、勝手に動きません。心配な間は、全部読んでから許可する使い方で大丈夫です。

第5章 用語ミニ辞典

用語意味
ターミナルMac標準の、文字でパソコンに指示を出すアプリ
PowerShellWindows標準の、文字でパソコンに指示を出すアプリ
コマンド打ちこむ指示の文。Enterキーで実行される
カーソル文字が入力される位置を示す点滅マーク
インストールアプリをパソコンに入れて使えるようにすること
ログイン自分のアカウントだと証明して入ること
CLI(シーエルアイ)コマンドで操作するソフトの総称。Claude CodeもCLIの一種
ディレクトリフォルダのこと。ターミナルの世界での呼び名
コピペコピー&ペースト(貼り付け)の略。本書の基本動作
コピペの安全ルール
インターネット上のコマンドを何でもコピペするのは危険です。コマンドは「公式サイトに載っているもの」「意味の説明があるもの」だけ実行する、を習慣にしてください。本書のコマンドはすべてAnthropic公式ドキュメント記載のものです。

第6章 まずは使ってみよう

セットアップが済んだら、この2つの課題で「Claude Codeに仕事を頼む感覚」をつかみましょう。どちらも5分でできます。

課題 フォルダの中身を教えてもらう
  1. デスクトップに「claude練習」というフォルダを作り、適当なファイル(写真や文書など)を2〜3個入れます。
  2. ターミナル(PowerShell)で「cd」と1文字スペースを打ってから、そのフォルダをウィンドウにドラッグ&ドロップして、Enterキーを押します(そのフォルダに移動する操作です)。
  3. 「claude」と打って起動します。
  4. 「このフォルダのファイルを一覧にして、それぞれ何のファイルか説明して」と日本語でお願いします。
ゴール: Claudeが自分のパソコンの中を見て答えてくれる、という体験をする
課題 ファイルを作ってもらい、許可の画面を体験する
  1. 同じフォルダでclaudeを起動したまま、「自己紹介.txtというファイルを作って、中に『Claude Codeの練習中です』と書いて」とお願いします。
  2. Claudeが「ファイルを作っていいですか?」という確認を出してくるので、内容を読んでから「はい」を選びます。
  3. フォルダを開いて、本当にファイルができているか自分の目で確認します。
ゴール: Claude Codeは必ず許可を取ってから動く、という安心感を体験する

この2つができたら、第1冊「初心者編」に進んでください。Claudeファミリー全体の使い分けから学べます。

付録1 主な生成AIサービス比較表

世の中にはClaudeのほかにも生成AIサービスがたくさんあります。ここでは代表的なものを整理します。どれも各社の公式サイト(2026年7月時点)で確認した情報です。

用語 生成AI
文章・画像・表などを「新しく作り出せる」AIの総称。ChatGPTもGeminiもClaudeも、みんな生成AIの仲間です。

モデル開発元が直接提供しているサービス(直営型)

サービス提供元無料版有料プランの例公式がうたう特徴
ClaudeAnthropic(アメリカ)ありPro 月20米ドル「問題解決者のためのAI」。丁寧な文章・分析が得意。CoworkやClaude Codeでパソコンの中の仕事まで任せられる
ChatGPTOpenAI(アメリカ)ありPlus 月20米ドル利用者が最も多い定番。文書作成・学習・データ分析など幅広い用途
GeminiGoogle(アメリカ)ありGoogle AI Plus 月725円〜Google検索・Gmail・ドライブなどGoogleのサービスとセットで使える。ストレージ付き
CopilotMicrosoft(アメリカ)ありMicrosoft 365 Personal 月2,130円Word・Excel・PowerPointの中にAIが入っている。ふだんのOffice作業の延長で使える
価格についての注意
価格は2026年7月時点に各社公式ページで確認したものです。生成AIの料金はよく変わります。契約前に必ず公式サイトで最新価格を確認してください。

どれを選べばいい?

付録2 Gensparkなどの「まとめAI」との違い

Genspark(ジェンスパーク)やPerplexity(パープレキシティ)のような「いろいろなAIをまとめて使えるサービス」も人気です。Claudeたちと何が違うのかを整理します。

構造の違い 直営店とセレクトショップ

お店にたとえると、違いがよくわかります。

用語 AIモデル
AIの頭脳にあたる本体のこと。GPT系(OpenAI製)、Gemini系(Google製)、Claude系(Anthropic製)などがあり、作れる会社は世界でも限られています。

これは各社の公式説明でも確認できます。Perplexityは「複数の主要AIモデルを組み合わせる」、天秤AIは「複数の生成AIモデルを最大6つ同時に実行・比較」、Gensparkは「複数のAIを統合してタスクを自動化」と、他社モデルの活用を公式にうたっています。

代表的なまとめAI型サービス

サービス提供元公式の自己紹介得意なこと
GensparkMainFunc社オールインワンAIワークスペーススライド・表の自動生成、複数AIを使った自律的なタスク実行(スーパーエージェント)
PerplexityPerplexity社アンサーエンジン(答えを返す検索エンジン)Web検索と組み合わせ、出典リンク付きで答える。調べものに強い
FeloFelo社多言語AI検索・創作プラットフォーム日本語に強いAI検索、スライド生成。無料枠あり
天秤AI byGMOGMO天秤AI社(日本)複数AIの同時比較同じ質問を複数のAIに同時に投げて、答えを見比べられる。無料

使い分けの考え方

会社で使う時に知っておきたい注意点

まとめAIは仕組み上、入力した内容が「まとめAIの運営会社」を経由して、その先の「AIモデルの提供元」に渡る構造になります。

経由する会社が1つ増えるぶん、機密情報を扱う時は、それぞれの規約でデータの扱いを確認する必要があります。

直営型は経由がないぶん、責任の所在と規約の確認先がシンプルです。会社の情報を扱う本格利用では、この差が効いてきます。

本教材の立場
まとめAIを否定するものではありません。調べものや比較には便利な道具です。その上で、仕事の基盤として深く連携させる相手には、モデル開発元が直接提供し、Cowork・Claude Codeのようにパソコンの中まで一気通貫で任せられるClaudeを選ぶ、というのが本教材の構成です。

出典(各社公式ページ)

Anthropic公式ドキュメント

付録の比較で参照した各社公式ページ

本書の内容は2026年7月時点の公式ページに基づいています。画面・手順・価格は更新されることがあります。

社内で配れるPDF版もご用意しています。 シリーズごとに1冊にまとめた合本版です。ダウンロードはこちら

この教材の内容を、自社で実践したい方へ

みんなのデジタル参謀は、奈良を拠点に中小企業のAI活用・DXを支援しています。

23年間リユース事業を経営してきた現役経営者が、御社の業務に合わせたAI活用の道筋を一緒に作ります。教材の内容をベースにした社内研修やセミナーのご相談も受け付けています。

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本教材の内容は各社公式ページで確認できた情報のみで構成しています(最終更新: 2026年7月20日)。価格・機能は変更されることがあります。