【導入編】10時間が40分に。23年の経営者が試した、動画マニュアル自動化AI「video-use」

AI活用
Video-Use-1

動画マニュアル1本にかかる時間が、自社編集で5〜10時間かかっていたのが、AIツール「video-use」なら30〜50分で作れるようになります。コストもほぼゼロ円。
中小企業で「動画マニュアル作りたいけど編集の壁で止まってる」会社のための、現実的な突破口です。

はじめに

動画マニュアル、作りたいと思ったことありませんか。

「新人に同じこと、何回教えたら覚えるんやろ」
「ベテランが辞めたらこのノウハウ、誰が引き継ぐんやろ」
「紙のマニュアル?あれ、もう引き出しの肥やしやん」

こういう愚痴、中小企業で一度も聞いたことない経営者の方がレアなんちゃうかなと思います。

で、やっと重い腰を上げて「動画マニュアル作ろうか」って話になる。
なるんですけど、ここで止まるんですよ、ほんまに。

なんで止まるか。
編集がめんどくさすぎるからです。

撮るだけなら意外と簡単なんですよ。
スマホでも十分。
問題はそこから先です。
カット入れて、字幕入れて、BGM選んで、音量整えて…気づいたら半日潰れてる。

「こんなことに時間使ってる場合ちゃうやろ」ほんまに、私も何回思ったか分かりません。

その動画マニュアルの壁を、どうやら本気で壊しにきたAIツールが出てきたみたいです。
video-useっていうやつです。

この記事では、23年中小企業をやってる私が実際に設定してみて、どこでつまずいたか、そして何が変わりそうかをまとめてみます。

読み終わる頃には、たぶん思います。
「あ、これうちでも勝てるかも」って。

動画マニュアルで詰まってる会社、だいたい同じパターンにハマってる

「動画で残したいんですけどね」で終わる会議

中小企業あるあるです。

会議で「動画マニュアル作ろう」って話になる。
みんな賛成する。
「それ、絶対いいよね」って盛り上がる。

で、次の会議で誰も進めてない。

これ、私のまわりで何回見たか分かりません。
というか、うちの会社でも何回もやりました。
ほんまに。

理由はシンプルです。
誰も作りたくないから、です。

だって、誰がやるの、って話やん。
普通の社員の仕事に「動画編集」なんて入ってません。
やったことない人が、いきなりできる仕事でもない。
結局、みんな目をそらす。
会議、解散。
はい、次の会議で同じ話題がまた出てくる。
この無限ループから抜けられない会社、意外と多いんです。

「外注は?」「高い」「自分で?」「無理」の無限ループ

動画マニュアルの話になると、だいたいこんな会話になります。

「じゃあ外注しようか」
「いくらかかるん」
「…1本20万らしいわ」
「えっ」
「うちのマニュアル全部作ったら、何百万やん」
「じゃあ自分らでやるか」
「誰が編集するん」
「……」(全員下を向く)

はい、また解散。
動画マニュアル化、また1年先延ばし。
そしてまた半年後、同じ会議をします。

ほんまに、笑い事じゃないんですよ。
みんな、動画マニュアルが必要なことは分かってる。
でも、誰も勝てる気がしない。
そのまま時間だけが過ぎていく。

本当の壁は「編集」という一点だけ

冷静に考えると、動画マニュアルで難しいのは編集だけなんですよね。

撮影はスマホで十分。
企画も、ベテランに「いつもの作業やって」って頼めばいい。
シナリオも、そんなに要らない。

でも編集だけは、やったことない人がいきなりやると地獄みたいな感じになります。
カット1つ入れるのに10分。
字幕入れるのに1時間。
気づいたら日が暮れてる。

この「編集の壁」さえ越えられたら、動画マニュアル化は一気に進みます。
ベテランが辞めても慌てない会社に変われる。
新人が入ってきても、みんな同じ水準で育てられる。

その壁を、AIが壊しにきたんです。
中小企業が勝てる時代が、ちょっと見えてきました。

動画マニュアル1本、実はこんなに時間とお金がかかってた

video-useの話の前に、まず現実の数字を見ておきましょう。
ちょっとエグい話になります。

自社で編集すると、5〜10時間

5分のマニュアル動画を、社内で作るケース。
動画制作業界の目安では、1本8〜12時間が相場って言われてます。
5分動画なら、まあ5〜10時間くらいですね。

内訳はこんな感じです。

工程 かかる時間
素材取り込み・整理 1〜2時間
カット編集 1〜2時間
字幕・テロップ挿入 1〜2時間
BGM選定・音量調整 1〜2時間
チェック 30分〜1時間
書き出し 30分〜1時間

で、これ、慣れた人がやった場合です。
中小企業で動画編集に慣れてる人なんて、ほぼいません。
初めての人がやったら、倍かかっても驚きません。

ほんまに、半日〜丸一日仕事ですよ。

編集だけ外注しても、意外と積み上がる

「じゃあ編集だけ外注しようや」ってなりますよね。

動画編集の外注費用の相場を調べてみたら、撮影を自社でやって編集だけ外注する場合は以下のくらい。

「あれ、意外と安いな」そう思った方、ちょっと待ってください。

マニュアル動画は1本作って終わりじゃありません。
商品が変わる、手順が変わる、システムが変わる、そのたびに更新が必要。

月1本ペースで作るなら、1万×12本=12万円。
テロップしっかり入れたいなら、5万×12本=60万円。
しかも修正依頼や追加注文のたびに、追加料金が乗ってきます。

外注費は大したことなくても、撮り直しやシナリオ変更のたびに打ち合わせが発生するのが地味にキツいんですよね。
その時間、中小企業の経営者としてはほんまに痛いです。

年間で見ると、こうなる

従業員10名の中小企業で、月1本の動画マニュアルを作るとします。
年間12本。

自社編集でやる場合
60〜120時間を社内の誰かが使う。
時給3,000円換算で18万〜36万円相当。
しかもその人、本業が止まります。

編集だけ外注する場合
年間12万〜60万円。
打ち合わせや修正の工数は別。
撮影と企画は結局社内でやる必要あり。

フル外注の場合
1本15万〜200万 × 12本 = 年間180万〜2,400万円。
ここまでいくと、もう中小企業には手が出ません。

どのパターンでも、時間かお金のどっちかが大きく持っていかれる。
これが、動画マニュアル化を諦める会社が多い本当の理由です。

でも動画マニュアルは必要。
みんなこの板挟みで、「いつかやろう」って言いながら何年も経つわけです。

ところが、この構造をぶっ壊すツールが出てきてしまいました。
それがvideo-useです。

video-useって結局なんなの?

ここまで読んで、「で、そのvideo-useって何やねん」って思ってますよね。
説明していきます。

一言で言うと

video-useは、Claude Codeで動画編集ができるオープンソースのAIツールです。

オープンソースっていうのは、無料で誰でも使えるって意味です。
Claude Codeは、対話型のAIエージェントClaudeをコード環境で使うための仕組みです。
要するに、AIに「この動画を編集して」って頼んだら、勝手に編集してくれるやつです。

従来の動画編集ソフトみたいに、タイムラインを触ったり、エフェクトを選んだりする必要がありません。
日本語で「5分のマニュアル動画にして、字幕付きで」って伝えるだけ。
後はAIが勝手にやってくれます。

これ、ほんまにそんなことできるんかって最初思いましたけど、できます。

できること

video-useが勝手にやってくれる作業を一覧にしました。

これ、中小企業でマニュアル動画作るのに必要な機能、ほぼ全部入ってます。

できないこと

勘違いしないように、できないことも書いておきます。

ゼロから動画を作ること
素材がないと動きません。
撮影は自分でやる必要があります。

AIが映像を生成すること
商品の画像だけから動画を作る、みたいなことはできません。
これは別のAIツール(Runwayとか)の領域です。

完全自動で完璧な動画を作ること
最初に「どんな動画にしたい?」って聞いてきます。
そこで指示をちゃんと出さないと、期待通りになりません。

撮影した素材を渡して、「こういう動画にして」って指示を出す。
ここは人間の仕事として残ります。

でも、この「指示を出すだけ」が革命的なんですよ。
タイムラインを触る作業が全部なくなるので。

誰が作ったツール?

browser-use(ブラウザユース)っていう、AIでブラウザを自動操作するオープンソースツールを作ってるチームが、2026年4月に公開したのがvideo-useです。
browser-use自体は、AIの開発者界隈ではそこそこ有名なプロジェクトで、GitHubで広く使われています。

つまり、素性のしっかりしたチームが作ってるツールってことです。
怪しい個人製ツールとは違います。

しかも100%オープンソース。
ソースコードも公開されてるので、中身を見ようと思えば誰でも見れます。
セキュリティ的にも透明性が高い。

で、結局どれくらい楽になるの?

ここからが本番です。
video-useを使うと、マニュアル動画1本にかかる時間が、どう変わるか。

作業時間:約30〜50分

5分のマニュアル動画を作る場合、video-useだとこんな感じになります。

AIに指示を出して、結果を見て、微調整の指示を出して、最終書き出し。
この流れで、だいたい30〜50分で1本仕上がります。

特徴的なのは、AIが作業してる時間、人間は別のことができるという点です。
もちろん、途中で「この方針で進めますか?」みたいな確認が入ることはあります。
でもそれは、ボタン1つ押すだけの作業。
何時間もタイムラインと格闘するのと比べたら、労力の桁が違います。

人間が実際に手を動かす時間は、合計で20〜30分ってところです。

コスト:ほぼゼロ円

video-use本体は無料です。
Claude Codeは有料プランが必要ですが、多くの中小企業経営者はすでに導入してるはず。
追加で必要なのは、ElevenLabsという文字起こしサービスのAPIだけ。

無料枠で月1万クレジット使えて、これは動画だいたい30分〜60分相当の文字起こしができる量です。
足りなければ有料プランにすればOK。

ElevenLabsの料金プラン(2026年4月時点)

ElevenLabs料金プラン(2026年4月時点)

出典:ElevenLabs公式サイト(2026年4月時点)
最新料金はこちらでご確認ください → https://elevenlabs.io/pricing

月払いならStarterプランが$6/月。
年払いなら月$5相当(年間$60)になります。
5分動画を月に何本も作っても、無料枠内で十分足ります。

※ 料金は予告なく変更される場合があります。
導入前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

従来との比較、まとめるとこうなる

記事の最初の方で見た「動画編集業界の相場」と並べると、こうなります。

方法 5分動画1本 年間12本 年間コスト
自社編集(業界平均) 5〜10時間 60〜120時間 18万〜36万円相当
編集のみ外注 打ち合わせ工数のみ 打ち合わせ×12回 12万〜60万円
フル外注 打ち合わせ+撮影立ち会い 年間発注回数12回 180万〜2,400万円
video-use(無料枠内) 30〜50分 6〜10時間 0円
video-use(有料プラン) 30〜50分 6〜10時間 年間約1万円

これ、見間違いじゃありません。
年間何十時間、何十万円の作業が、1桁少ない時間とコストでできるようになります。

浮いた時間で、何ができるか

ここが、私が一番伝えたいところです。

video-useを使えば、年間50〜100時間くらい浮きます。
時給3,000円換算で、15〜30万円の人件費相当。
でも、お金の話以上に大きいのは、人間の時間が返ってくるってことです。

その時間で、ベテラン社員は本来の現場仕事に戻れます。
経営者は経営の仕事に戻れます。
新人教育の動画マニュアルを、もっとたくさん作れます。
逆に、今まで「動画にしたかったけど時間がなくて諦めてた知恵」を、片っ端から動画化できます。

AIは「人を仕事から追い出すもの」じゃありません。
人がもっと人間らしい仕事に集中できるようにするものです。
動画編集っていう、本来人間の本業じゃない作業がAIに渡る。
浮いた時間で、経営者も社員も「その会社にしかできない価値」に集中できる。

これが、中小企業がAIで勝てる時代の実態です。

video-useが特に効く業務、こんな感じです

ここまで読んで、「うちでも使えそうやけど、具体的にどんな動画に使えるん?」って思ってる方、多いはずです。

実際に中小企業で動画マニュアル化したら効果がデカそうな業務を、パターン別にまとめてみます。
自分の会社の業務と照らし合わせながら読んでみてください。

接客・店舗オペレーション

飲食店、小売店、サービス業で一番効くやつです。

このあたり、ベテランスタッフの動きを1回撮影して動画にしておけば、新人が入るたびに同じこと教え直さなくて済みます。
ほんまに助かります、これ。

製造・作業工程

町工場や製造業、加工業で効くやつです。

製造現場って、言葉だけじゃ伝わらない微妙なコツが山ほどあります。
「こう、くるっと巻いて」みたいなやつ。
これ、動画なら一瞬で伝わるんですよ。

システム・ツール操作

オフィスワーク系で効くやつです。

「この操作、どこから入るんやっけ?」って1ヶ月に1回くらい聞かれる作業、ありませんか?それ、動画化しとけば聞かれなくなります。

新人研修・教育

一番効果がデカい用途かもしれません。

新人研修って、毎年同じ話をしてるんですよね。
あれ、動画にしたら、経営者や先輩社員の時間が年間何十時間も浮きます。

こんな業務には、向いてません

逆に、向かない業務もちゃんと書いておきます。

商品のプロモーション動画
エフェクトや音楽、ストーリーが凝ったやつは、まだプロの動画編集者の方が得意です。

お客様向けのブランディング動画
会社の顔として出す動画は、クオリティ優先。
向いてません。

生放送・ライブ配信
これは別のツールの領域。

video-useは社内向け・マニュアル系・教育系に特化してる、と割り切った方がいいです。
全部の動画で万能ではない。
でも、中小企業が一番作りたいのに作れなかった動画のど真ん中をカバーしてます。

導入に必要なもの、意外と少ないです

「じゃあ実際に使うには、何が要るん?」って話に入ります。

必要なのは、ざっくり以下の4つだけです。

① Mac

今回の手順はMac前提で書きます。
MacBook Airでも十分動きます。
Windowsでも理論上は動きますが、Windowsだとセットアップの手順が少し変わるので、今回は割愛します。

② Claude Code

video-useはClaude Codeというツール上で動きます。
Claude CodeはAnthropicが提供してるAIコーディングツールで、Claude Proプラン以上があれば使えます。

Claude Pro:月額約3,000円

多くの中小企業経営者は、もうAIツール何かしら契約してると思います。
その延長で、Claude Proに乗り換えるか追加するか、って話になります。

③ Python(パイソン)

プログラミング言語です。
「えっ、プログラミング?」って思った方、安心してください。
Pythonはほとんどのパソコンに最初から入ってます。
インストールも数クリックで終わります。
コードを書く必要は一切ありません。

④ ElevenLabsのアカウント(無料でOK)

文字起こしで使います。
さっき書いた通り、無料プランから始められます。
メールアドレスさえあれば登録できます。

全部揃えても、ほぼ追加費用ゼロ

ざっくりまとめると、こうなります。

必要なもの 費用
Mac すでに持ってる前提
Claude Code 月額約3,000円(既契約なら追加ゼロ)
Python 無料(標準搭載)
ElevenLabs 無料プランでOK

「新しいツール導入するのに、月いくら払うねん?」っていう経営者の警戒心、わかります。
でも今回は、ほとんどの方が追加費用ゼロで始められるはずです。

意外と、ハードル低いんですよ。
知らないだけで、勝てる道具はもう揃ってるみたいな感じです。

まとめ:動画マニュアル化は、もう特別なことじゃなくなる

ここまで読んでもらって、ありがとうございます。
長くなったので、ちょっとまとめてみます。

今日の要点

動画マニュアル化って、ちょっと前までは「予算のある会社だけができる贅沢」でした。
それが、AIのおかげで中小企業の日常業務になる時代に入ってきてます。

勝てる会社と勝てない会社の分かれ道

ここで経営者として1つ言わせてください。

動画マニュアル自動化は、知ってる会社と知らない会社で差が開きます。
知ってる会社は、ベテランが辞めても困らない組織を作ってる。
知らない会社は、毎年同じ教育を繰り返してる。

3年後、この差は相当デカくなってるはずです。
できる会社だけがやるんじゃない。
やらないと置いていかれる時代が来てます。

ほんまに、今動き出した会社が勝てる時代です。

次の記事:実際にvideo-useを導入してみた手順

「いや、理屈は分かった。
で、どうやって導入するん?」って思ってる方、当然ですよね。

実際の導入手順を、詰まったポイントまで含めて別記事で書いてます。
Mac使ってる方なら、この記事を見ながら30分〜1時間で導入できます。

→ 【導入手順編】video-use完全セットアップガイド。
23年経営者がつまずいたポイントも含めて解説(執筆中)

もう1つの記事:導入する前に読んでほしい設計図

video-useを入れる前に、何から始めるかを決めておかないと効果が出ません。
中小企業で動画マニュアル自動化を成功させるための設計図を、別記事にまとめました。

23年の経営経験から見た「勝てる会社の共通点」も入ってます。

→ 【活用設計編】動画マニュアル自動化を中小企業で成功させる5つのコツ(執筆中)

最後にひとつ、問いかけ

動画マニュアル、作れる時代に入りました。

でも、作れるようになっただけで会社は変わりません。
何の動画から作るか、誰に見せるか、どう使い続けるか。
ここが決まって初めて、中小企業の武器になります。

もし「うちの会社ならどこから始めたらええんやろ」と迷ったら、30分の無料相談からご相談ください。
奈良から、全国の中小企業経営者のお役に立てたらと思ってます。

→ 無料相談のお申し込みはこちら → https://minna-no-web.com/

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